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作家No.6 米田望
Q1 今回の作品テーマはなんですか?
制作のブランクが約一年ほどできてしまい不安な中で、リハビリをする気持ちで何となく手を動かして作りました。私はクリスチャン家庭の出身なのですが、以前から、聖書では人間を「土の器」と表現されていることが気になっていて、それが今回の作品制作の出発点になっている気がします。
Q2 作品制作のなかで大切にしていることはなんですか?
土で作るということ、高温で焼くということ、そしてそれをどう提示するかなど、「陶芸という分野で作品を作るということ」を意識して制作しています。
Q3 創作意欲の源(きっかけになるもの)はなんですか?もしくはどんな時ですか?
焼成が終わって窯の中を確認する瞬間が楽しみで作っているかもしれません。自分の手で作った物が、焼成をすると少し他人みたいになって再会できる感じが面白いです。
Q4 今回の作品制作で苦労した事、工夫したことはなんですか?
今までは壊れやすい作品ばかりを作っていたのですが、制作環境が変わってある程度の強度がある作品を作らなければならなくなり、慣れないことなので苦労しました。
Q5 作品の見どころを教えてください。
石ころのようなものは、「石文」というものを引用して制作したものです。石文とは、石を選んで渡し相手に思いを伝えることです。人々がまだ文字を持っていなかった時代に、思いを伝える手段として手紙の要領で使用されていた、という説があります。ぜひ石の内容を想像してみていただきたいです。
Q6 これから挑戦してみたい表現、ジャンルがあれば教えてください!
壁に展示することに興味があるので、壁掛け作品や絵画作品を作ってみたいです。
Q7 最後にひとこと
グレーゾーンを拡大したい。
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