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村田 香月

今回の作品テーマはなんですか?

小さな喜び、小さな奇跡のようなものを描きたいなと思って制作しました。


今の世の中には、誰にでも分かりやすい、それを手に入れれば、それをすれば幸せになれる(とされている)もの、壮大な夢や大きな目標みたいなものを、みんなが持つべきだ、といったような、強い風が吹いているように感じます。


そんな強い風に煽られて、自分が本当に幸せだと感じることは何か、本当に求めているものは何か、ということを、見失いたくない。もっと繊細で脆い、けれどちゃんと強くて、きらきらと光る小さな喜びを、掬いとれる人間でありたいと思っています。


ここ最近で影響を受けた作品、アーティスト、媒体などはありますか?

Lee Kyutaeさんというアーティストの方の絵です。


柔らかく繊細な色づかいや、眩しい光の表現がとても好きで、制作中によく眺めていました。


今回の作品テーマが決まったきっかけはありますか?

制作中にはあまり何も考えていないので、制作が終わったあとに、自分の作品から制作時の心境(深層心理というか、意識はしていないけれど心のなかで思っていたようなこと)を推測する感じです。


なのできっかけと言われると、少し難しいかも…?


自分でもよく分かりません。(笑)


今回の作品制作で苦労した事、工夫したことはなんですか?

作品制作と直接関係はないのですが、パソコンが急に壊れて使えなくなってしまいました…。


ショックすぎて悪夢を見ました。寝覚めが悪かったです。


作品の見どころを教えてください!

アナログ原画ならではの絵肌は、自分の絵の中でもお気に入りのポイントです。


今回の制作を通して、次回挑戦してみたい表現、ジャンルは?

たとえば青い絵の具だけ、緑の絵の具だけ、と使う色を絞って、どれだけ似たような色の幅を増やせるか、というようなことを試してみたいです。


最後に一言ひとこと

「点の展」を通して、高校時代の仲間とずっと繋がることができています。作品を展示することはもちろん、こうした繋がりが生まれることが、私が「点の展」に参加するいちばんの原動力になっています。


これからも、「点の展」を永く続けていけますように。




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